リネンバッグの描き方アドバイス
今日はもうひとつ記事をUPします。
ペンクラ発売からもう2カ月もたってしまいましたが、
作品の描き方アドバイスを少し・・・
まず、このリネンバッグの作品に、
アウトラインを入れた理由を説明しましょう。
布に写した図案って、ぼんやりしていて、
とても描きづらくないですか?
自分のデザインなら、私はなんとなく勘で描けてしまいますが、
生徒さんは大変だろうなあといつも思っていました。
最初にペン描きで曖昧な図案をはっきりさせたら、
色を入れるときに描きやすくなるかなと考えて、
今回の作品はアウトラインを入れることにしたんです。
しかも掲載作品のバッグは、実は保冷バッグで、
内側にアルミのクッションが貼ってあるので、
普通にチャコペーパーで転写したら全く写りません。
布への転写は、ムーンベールと専用のチャコペンを
使うのがおすすめです。
(ムーンベールについてはペンクラQ&Aを参照!)
それから、ベースコートの色指定が
すべてウォッシュになっていると思いますが、
布なのにウォッシュで大丈夫?と思われた方も
いらっしゃるかもしれません。
素材がリネンならまず大丈夫です。
ただし薄め過ぎないようにしてくださいね。
リネンに描くベースコートは
少しウォッシュにしたほうが断然楽に早く色がのせられます。
シェイドのサイドローディングは、
水の代わりにトランスペアレントメディウムを使うと、
きれいにムラなく色が入りますよ。
リネン以外の布に描く場合は、ベースコートのときにも、
水の代わりにトランスペアレントメディウムを混ぜてください。
ペンクラには『中級』と描いてありますが、
私は初級設定でデザインしました。
描き方を工夫すればそんなに難しくない作品です。
葉と花が重なる部分、
葉のベースコートだけは花を避けて塗り、
シェイドは花を無視して入れたら簡単になります。
それぞれの花を部分的に使えるよう、
アレンジのしやすいデザインにしたので、
初級の皆さんもぜひトライしてくださいね!
そうそう、ひとつ色指定の記載漏れがありました。
さくら草の茎の色、葉のシェイドと同じ色でOKです。
バッグのほうは、ペン描きの上をなぞって色を入れてください。
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