今日は、トールペイントカーニバルで展示された
生徒さんの作品を紹介します。
まずは、昨年に続き2回目の出展。
小塚さんの作品です。
『ブルームーンのブーケ』をアレンジしました。
大胆なアレンジはしてないんですが、
細かい部分をとっても緻密に、実は結構動かしているんです。
自然なまとまり感が出ていますよね。
図案が素材に収まるように、
教会の大きさ、バラやユーカリの位置など、
いろいろと上手に調整してくれました。
色は、見本よりも全体の明度を少し低くし、バラは赤紫に。
とてもエレガントなカラ―になりました。
フレームはスッキリとシャープな印象で、
コーナーの金属パーツが上手く全体を引き締めています。
次は、初出展、小池さんの作品。
『白バラのブルゴーニュ』を黄色にアレンジ。
小池さんが一番好きな白バラの作品を
黄色に変えて描いてくれました。
色が変わるとガラリと印象が変わりますね。
風景は、何度も何度も図案を描き直して、
とっても苦労してデザインを作り上げてくれました。
門の向こうにはどんなお庭が広がっているんだろうと、
想像を掻き立てる素敵な作品です。
フレームのクラッキングとアンティーキングもかなり頑張って、
味のある渋いフレームが出来ました。
そして、3人目は稲垣さん。初出展です。
『バラとチューリップのサインボード』をアレンジ。
素材を目いっぱい使ってデザインしてくれたので、
豪華で華やかです。
でも、落ち着いたピンクを使っているので、
決して派手ではありませんよね。
右上の黒いチューリップも上手くアクセントになってるし、
『Warm Garden』という作品から持ってきた風景も、
モノトーンでまとめて、お花を引き立てています。
フレームは、モデリング剤とラバーコームを使った
下地の技法をチョイス。
お花の色をグレーズして全体を調和させました。
稲垣さんらしい大人可愛い作品になりました。
3人とも、5月頃から
約3ヶ月かかって仕上げた作品です。
苦労しながらも、とても楽しそうに描いていた3人さん。
イベント会場でたくさんの方に見ていただいて、
たくさんのお褒めの言葉をいただいて、
本当に頑張った甲斐がありましたね!
ぜひ、また来年も頑張りましょう♪